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意外と知られていないNASのメリット
先日、友人から「NASってもういらなくない?NASじゃなきゃできないことってある?」と質問されました。
確かに、PCのストレージが大容量化した今、NASをわざわざ構築する必要はないのかもしれません。単なるデータ倉庫ならば、サブPCに安いSSDをいっぱい積めば良いわけですし。
しかし、私はまだまだNASに使い道があると考えています。そこであまり知られていないNASのメリットを紹介します。
OSをまたいだデータ共有
製品によりますが、大半のNASは異なるOSからでもファイルを参照することがでいます。現在は、Windows・iOS・Android・Linuxなどが一つの過程にいくつもある時代です。
PCだけの時代ではありませんから、OSが異なるデバイス同士でのデータ交換にはNASが便利なのです。
例えば動画ファイルにしても、Windowsで録画したデータをNASに保存し、Andoroid端末からVLCを使用して視聴する、という使い方ができるのはNASならではですね。
マルチデバイス・マルチOSの時代にこそNASは「共有倉庫」としての強みを発揮するのです。
出先からでもアクセスできる
NASは、設定次第でローカルネットワーク外からでもアクセスが可能です。つまり、外出先や仕事先、学校からでも自宅のデータにアクセスできるわけです。
NASの中にはアプリによって外出先のデバイスから画像や動画を閲覧できる機能を持つものがあり、これは本当に便利です。
例えば、学校でNASに保存したゲームプレイ動画を友達同士で見ながら、バトルロイヤルの戦術を研究するといった使い方も可能ですね。
同じような使い方は、自宅にサーバーを構築することでも可能ですが、NASを活用したほうが遥かに簡単で便利です。PCを立ち上げておく必要もありませんしね。
ただし、外出先からアクセスする場合は、セキュリティソフトの設定やログイン情報の管理はしっかりと行いましょう。
ネットワークカメラと連携して自動保存
ネットワークカメラとは、撮影した映像をネットワークを通じて配信し、別の端末で視聴できるようにしたもの。最近では、IoTカメラなどとも呼ばれますね。
カメラ自体にIPアドレスが付与されるため、ネットワークに参加している他のデバイスと連携できることが特徴です。
このネットワークカメラで撮影した映像をNASに転送し、直接保存することで自動撮影・保存の仕組みが出来上がります。
一般的には、NAS側の専用アプリとの連動が必要ですが、大容量の動画データをPCやスマホを介さずに直接保存できるのは本当に便利ですね。見守りやテレワークにも活用できます。
RAID機能をもったNASならファイルサーバーの代わりになる
比較的高価なNASであれば、RAID機能を持っています。RAID1やRIAD5に対応していれば、データの保護性能は格段にあがりますね。
また、データ保護機能が充実していれば、ファイルサーバーとしても十分に活用できます。つまり「倉庫」ではなく「共有の作業スペース」ですね。
さらに、クラウド連携機能を持つNASであれば、OneDriveやGoogleドライブ、Dropboxなどクラウドストレージと連携したバックアップも可能です。
クラウド連携機能は想像以上に便利ですね。クラウドストレージ上のデータをNASに移しておいたり、逆にNASのデータを一時的にバックアップしたりと、柔軟な使い方ができるからです。
写真、動画を友人とやり取りする場合に、相手方のクラウドストレージと連携しておけば、リモートでさまざまな大容量ファイルを交換できます。
近年のNASは高機能化の影響で、すでに単なる保管庫ではありません。ストリーミングサーバー、ファイルサーバー、クラウドとの中継などさまざまな用途に使えるため、むしろ以前よりも利便性は上がっていますよ。