どすらぼ

ドスパラのおすすめパソコンを本気で評価

*

※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

グラフィックボードの品不足が深刻

   

世界的な半導体供給不足が続いており、メインメモリなどのパソコンパーツが価格高騰や値上がりの傾向がある中、グラフィックボードに関しては2021年に入ってから極端に入手性が悪い状況が続いています。

しかもゲーミングに適したハイエンドモデルは絶望的な状況で個人購入はほぼ望めないばかりか、WEB上では定価を超える価格で取引されるまでになっています。そこで今回はグラフィックボードの品不足についてご紹介します。

仮想通貨のマイニング需要がグラフィックボードを直撃している

ビットコインをはじめとする仮想通貨が約3年ぶりに高騰したことを受け、仮想通貨を計算処理によって生み出せるグラフィックボードの需要が急上昇したことが直接的な品不足の原因です。

仮想通貨を計算処理によって得る行為はマイニングと呼ばれ、CPUでも可能ですがグラフィックボードの方が処理効率が良い上に複数枚のグラフィックボードを同時に扱えるというメリットがあります。

逆に言えば、マイニングでより多くの仮想通貨を得るにはグラフィックボードをより多く搭載する必要があるということです。この3年ほどは電気代と相殺できる程度の価値しかマイニングで得られませんでしたが、今回の高騰で十分に利益が出せるようになったことからグラフィックボードの大量購入があらゆる国・地域で起きています。

今やグラフィックボードは密輸の対象になり、国レベルで規制される時代

仮想通貨を生み出すマイニングは当然電気を消費します。マイニングの為だけに大量のパソコンとグラフィックボードを稼働させている「工場」なら膨大な電力を必要とし、冬場の電気利用が多い次期には各国で電力不足の原因にもなりました。

すでに一部の国ではマイニングに伴う大量の電力消費を懸念して規制が行われており、ライフラインを守る取り組みが始まっています。

またグラフィックボードの価値が上がったことで密輸による取引も行われるようになり、マイニングに強いモデルが大量に押収される事例も発生しています。

旧製品の再生産も開始されているが入手性は改善の兆しなし

グラフィックボードの性能を決めるGPUを製造しているNVIDIAはマイニング需要で現行のRTX3000シリーズの生産が追いつかないため、旧製品である2000番台の再生産に踏み切りました。

しかし2000番台のシリーズもマイニングで十分に収益を出せるため購入が殺到しなかなか一般消費者の手には届かない状況が続いています。

他の取り組みとしてNVIDIAはRTX3000シリーズのマイニング性能を半減させるドライバをリリースしていましたが、間違って性能を低下させないドライバを一時期公開した結果WEB上に拡散し効果がなくなってしまいました。

まとめ

グラフィックボードの品不足は2020年まで続く可能性すらあり、単独で購入するよりもBTOなどパソコン本体と一緒に購入しない限り狙ったモデルを購入することは不可能な状況です。

中古市場も偽物やマイニングで酷使された状態の悪い個体が出回っており、当面はグラフィックボードを適正価格で入手することは困難を極めるようです。

 - ブログ