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E-ATX規格とは?コアなオーバークロッカー向けマザーボード

   

マザーボードの規格として、ATX、micro-ATX、mini-ITXがあることは、皆さんご存知の通りです。この3つはデスクトップPCの主流ですからね。

しかしよりコアなオーバークロッカー向けに「E-ATX」という規格があることは、あまり知られていません。今回は、マシンの性能を限界まで引き上げたい人へ、E-ATXを紹介します。

ATXよりも巨大!E-ATXとは何か?

E-ATXという規格、聞いたことがありますか?おそらく、ゲーミングPC初心者~中級者の方のほとんどは、ご存じないかと思います。E-ATX規格とはATXをさらに拡張させたもので、正式名称は「Extended-ATX」といいます。

ATX規格が305ミリ×244ミリまでの大きさなのに対し、E-ATXは305ミリ×330ミリという巨大さ。本来は、ワークステーションやサーバーに用いられるマザーボード規格です。

しかし、このE-ATXを個人用のPCにも使用することがあります。基盤の大きさを活かしてより高いOC性能を持たせるためです。

コアOCer向けE-ATXマザー「ROG MAXIMUS IX APEX」

大手マザーボードメーカーのASUSは、コアなオーバークロッカー向けのマザーボード「ROG MAXIMUS IX APEX」をリリースしています。

ATXよりも大型のE-ATXサイズで、CPU周りに余裕を持たせた設計になっており、 PCIe3.0x16を4スロットも備えるという特別仕様です。もちろん、M.2SSDに対応しており、搭載スロットは2つ。

OC対応のデジタル電源回路「Extreme Engine Digi+」や、高性能ファンコントロール機能「Fan Xpert 4」、ゲーム用オーディオ機能「ROG SupremeFX」も詰め込んでおり、PCゲーマーなら垂涎ものですよね。

また、BIOSの設定項目が明らかにオーバークロック向けで、電圧部分をかなりきめ細かに設定できるようになっています。メモリスロットをあえて2本にしぼり、メモリオーバークロックの効果を出しやすいよう工夫されていることもポイントです。

価格は2万円弱で、大手BTOショップのツクモで販売されています。最新GPUを4基搭載できるため、暗号通貨のマイニングにも適しているでしょう。

E-ATXはケース選びが難しい?

E-ATXはATXよりも巨大なため、フルタワータイプのケースにしかおさまりません。また、E-ATX対応ケースは高額なので予算も十分に用意する必要があります。

個人的にはThermaltakeの「Core V51 TG CA-1C6-00M1WN-03」あたりがおすすめです。価格は約15000円で、大手BTOショップのツクモでも入手可能なことから、比較的手軽な部類に入ると思います。

2017年末にリリースされたばかりで、内部構造もすっきりとしていて拡張しやすく、水冷システムを組み込みやすいデザインです。腰を据えてオーバークロックを追求したい方は、ROG MAXIMUS IX APEXと共に要注目ですよ。

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