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グラフィックカードのVRAM(ビデオメモリ)とは
グラフィックカードを選ぶ際、型番やコアのクロック数にばかり目がいきがちですが、VRAM(ビデオメモリ)を意識したことはあるでしょうか。
VRAMはビデオメモリーやグラフィックメモリーとも呼ばれます。パソコンに搭載されているメモリとは違い、グラフィックカード専用のメモリがグラフィックカードには内蔵されています。
グラフィックカードを選ぶ際はこのVRAMも要チェックです。
VRAM(ビデオメモリ)はグラフィックカードの性能を支える専用メモリ
VRAMはグラフィックカード専用のメモリなので、グラフィックカードからの情報しか保存することができません。そのため、計算されたグラフィック情報をCPUに転送する前に一時的に保存しておくために使用されます。
超高解像度で非常に重い3Dグラフィックスを処理しようとすると通常のメモリ容量では追いつかず、遅延が発生することがあります。フルHDよりも高解像度なWQHD(2560×1440)や4K解像度でゲームをしようとするとVRAMが足りない、ということもあります。
フルHDで快適にゲームするなら最低でも2GBはあるとよい
では実際にどれくらいのVRAMが必要なのでしょう。フルHD環境(1920×1080)であれば2GBあれば十分に事足りると思います。
ゲームによってはAdd-onなどでMODをたくさん適用し処理量が大幅に増えた場合には、足りなくなることがあります。グラフィックカードのコアクロック数が高く処理は早くても、VRAMが少ないとデータの転送回数が増えることによって足を引っ張ってしまうのです。
またマルチディスプレイ環境でも足りなくなることがあります。4画面にもなると4GB以上のVRAMがないと動作がもたつくことが出てきます。
グラフィックカードを選ぶときはVRAMも確認
一昔前のグラフィックカードはVRAMも256MBでした。それでも十分と言われていましたが、技術の進歩とともに必要なスペックもどんどん上がって行きました。今では3GB、4GBが当たり前で、GeForce 1080Tiに至ってはVRAMが11GBも搭載されているモデルも登場しました。
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VRAMを多く積んでいるからといっても、必ず性能が向上するわけではありません。3GBで事足りているのであれば、それ以上のVRAMがあっても意味がありません。必要十分なメモリがあればまったく問題ありません。
しかし技術の進歩は早く、毎年どんどんゲームの必要スペックは上がってきています。今は足りていても、来年発売のゲームには足りない、なんてことも考えられます。予算が許すのであれば、VRAMの多いモデルを購入することも検討してください。