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容量無制限でクラウドバックアップが利用可能なDropbox Backupプラン

   

クラウドストレージ大手のDropboxは個人向け・法人向けに様々なプランがあり、容量も2TBと多いことから人気があります。しかし4K動画などは数TBをあっという間に消費してしまうため、個人ユーザーであっても写真や動画などが多ければ2TBでは全く足りませんでした。そのようなユーザーにニーズに応えるべく、Dropboxからバックアップ専用プランが登場し注目されています。そこで今回は、容量無制限でクラウドバックアップが利用可能なDropbox Backupプランについてご紹介します。

月600円だけでパソコン一台と外付けストレージ1台が容量無制限でバックアップ可能

Dropboxは各プランで許可された台数だけ様々なデバイスで利用可能ですが、Dropbox Backupプランではパソコン一台と外付けストレージ1台のみ使用可能です。その代わりに容量無制限でバックアップ可能になっており、大容量データを気兼ねなく預けておけます。料金は従来の個人向けプランが月々1,200相当(年契約時)に対し、Backupプランは600円相当(年契約時)と安めの設定になっており、これまでバックアップを目的にDropboxを利用していたユーザーは新プランの方が割安になります。

これまでも大手各社が容量無制限サービスを提供するも撤退する歴史が繰り返されている現実

以前にも容量無制限のオンラインストレージはMicrosoftのOneDrive、GoogleのGoogleフォト、AcronisのTrue Image Cloudなどが存在していましたが、いずれも数年で打ち切られている歴史があります。Dropbox Backupプランについても極端な利用者が多ければ他企業と同じくサービス内容が大きく修正される可能性が高く、今後安定的にサービス提供されるかどうかは謎です。あくまでハードウェアでデータを保持したまま、ランサムウェアや不測の事態に備えるための二重バックアップ先として検討した方が無難かもしれません。

大容量のバックアップ時には転送量に注意

クラウドストレージへ大容量のバックアップを行う際に気をつけたいのは各プロバイダーが行っている転送量制限です。主要な個人向けプロバイダーが一日の許容アップロード容量を20GBに設定しており、日常的に20GBを超えるアップロードを行うと速度制限や法人向けプランへの切り替え要求をされてしまいます。法人向けプランのプロバイダーは転送量制限がない代わりに割高ですが、大容量のバックアップをオンラインストレージへ預ける上で契約はほぼ必須と言えます。Dropbox Backupプラン料金に合わせて高額な法人向けプロバイダー料金を毎月支払うことを考慮すると数TBでは元が取りにくく、その費用で別なバックホーム用ストレージを購入した方が良いケースも出てきます。

まとめ

容量無制限のオンラインストレージは淘汰されてしまった現状において、Dropbox Backupプランという新たな選択肢が登場したことは歓迎すべきです。しかし、ビジネスモデルとして安定提供されないとバックアップ先のオンラインストレージとしては意味が無く、しばらくはお試しで使うか他のサービスとの併用が理想的かもしれません。

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