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ついにサポートが終了するInternet Explore 11
Windows OSにバンドルされ一時期はWEBブラウザの覇権を握るほどだったInternet Exploreが遂にサポート終了することがMicrosoftより発表されています。
WEBブラウザとして1995年に登場しバージョン11まで続いてきたもののMicrosoft Edgeへバトンをつなぐ形でサポート終了を迎えます。そこで今回はサポートが終了するInternet Explore 11(IE11)についてご紹介します。
2021年3月にIE11のサポート終了
IE11のサポート終了は2段階で行われます。第1段階は2020年11月末にビジネスユーザー向けグループウェアであるMicrosoft TeamsがIE11環境で同視しなくなりサポート終了します。
Microsoft Teamsは2020年に入ってからSlackを抜いて急速にユーザー数を増やしており、ある程度の影響はあるものと見られます。その後の第2段階ではMicrosoft 365もIE11環境でサポート終了します。
旧Microsoft Edgeも一緒にサポート終了
Microsoft Edgeはリリース初期のMicrosoft Edge Legacyと現行のChromium版 Microsoft Edgeに分けてサポートされており、Microsoft Edge LegacyもIE11と同じくサポート終了を迎えます。
それはChromium版 Microsoft Edgeが導入できない古い構成のパソコンも実質的にサポート終了を迎えることを意味しており、オフライン運用が望ましくなります。
Chromium版 Microsoft EdgeのIEモードへ切り替えることでIE11向けサイトも表示可能
IE11で可能だったActiveXコントロールやJAVAはChromium版 Microsoft EdgeのIEモードで動作します。ツールバーや開発者ツールは動作しませんが、電子入札や企業内のイントラネットで使用する分には十分であり、代用として問題はありません。何より用途に応じてブラウザを切り替える操作がなくなったことによる恩恵は計り知れません。
サポート終了したWindows OSをインターネットへ接続するリスクがさらに上昇する
短期間にIE11とMicrosoft Edge Legacyのサポートが終了し、これまでなんとか活躍できたWindows8以前のパソコンもいよいよインターネットから切り離す必要が出てきました。
それはサポート切れのソフトウェアを狙った攻撃が増えるためであり、仮に未修正の脆弱性を狙った攻撃が発生してもサポート切れ故に修正されることがないためです。
2020年現在もサポート切れのWindows7が多々インターネットに繋がれたままになっていることを考えるとIE11のサポート終了は重要な意味を持ちます。
まとめ
Microsoft製ブラウザがサポート終了によってChromium版 Microsoft Edgeへ一本化されるということはユーザーにとっても大きな変化と言えます。
旧世代のブラウザが一掃され、関連するソフトウェアも動作できなくなるものの、Chromium版 Microsoft Edgeで動作すればさらに延命できるソフトウェアも出てきます。
いずれにしてもIE11やMicrosoft Edge Legacyで動作している古いWindowsパソコンについて買い換えや仮想マシン化などの検討を早めに進めることをお勧めします。