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ゲーミングPCに最適な冷却方法は?空冷 vs 水冷

   

自作PCにおいて、冷却システムの選択は、パフォーマンスと安定性を保つために非常に重要です。

特に、長時間のゲームプレイを想定したゲーミングPCでは、適切な冷却方法を選ぶことで、パーツの寿命を延ばし、快適なプレイ環境を維持できます。

2024年現在の冷却システムとしては空冷と水冷の2つが主流です。今回は、それぞれの特徴、メリット・デメリット、そして用途別のおすすめを解説します。

空冷の特徴

空冷は、ヒートシンクとファンを利用してPC内部の熱を排出する方法です。

空冷のメリット

コストパフォーマンスが高い

水冷に比べて価格が安く、予算を抑えたい初心者に適しています。CPUクーラーと安いケースファンを2個程度でよいので、5~6千円で対策できてしまいますね。

メンテナンスが簡単

空冷は構造がシンプルで、特別なメンテナンスを必要としません。クーラーとファンをたまに清掃すれば良く、専門知識も不要です。

設置が簡単

多くのCPUクーラーは簡単に取り付けられるため、初めての自作PCにも向いています。というよりも、普通に組み上げると完成するので特に意識する必要がないですね。

空冷のデメリット

冷却性能に限界がある

ハイエンドPCや高負荷のゲームプレイでは、熱を効率的に逃がしきれない場合があります。特にハイエンド構成では注意が必要です。

動作音が大きい場合がある

高回転で動作するファンは、騒音の原因となることがあります。ファンを大型のものを低回転で回すと騒音が小さいのですが、ファンコンの設定次第では高回転になって音が大きくなります。

おすすめの製品(2024年版)

空冷で十分な性能を確保したい場合は、以下の製品がおすすめ。

Noctua NH-D15 Chromax.Black

高性能で静音性に優れたエアクーラー。価格は約15,000円。

be quiet! Pure Rock 2

初心者向けの手頃なモデルで、価格は約5,000円。

水冷の特徴

水冷は、冷却液を使って移動させ、ラジエーターから熱を放散する方法です。近年はハイエンド構成で選ばれるケースが増えましたね。

水冷のメリット

高い冷却性能

ハイエンドPCやオーバークロック環境でも、安定した冷却が可能です。

静音性が高い

ファンが少ないため、空冷よりも動作音が小さい場合があります。ただしラジエーターの動作音はどうしても出てしまうので、「完全無音」というわけにはいきません。

見た目が美しい

ラジエーターや配管をデザインに組み込めば、PCの外観が映えるためゲーミング用途でも人気です。冷却液に色を付ける方もいますね。

水冷のデメリット

コストが高い

空冷に比べて初期費用が高くなります。簡易水冷キットならば1万円台で収まりますが、空冷とあまり性能が変わらないこともあるので悩ましいですね。

メンテナンスが必要

冷却液の交換や配管のメンテナンスが必要になる場合があります。また定期的にラジエーターもチェックしておく必要があるでしょう。

設置が複雑

初心者には取り付けが難しい場合があり、説明書をよく確認する必要があります。たいていは「ヘッド」と呼ばれる冷却用のパーツと、ファンを組み込んだラジエーターの位置関係で悩みます。

しかしケースが水冷に対応していれば、「フロント」「天板」「底面」のいずれかに設置するので、そこまで大変ではないですね。

おすすめの製品(2024年版)

NZXT Kraken X73 RGB

高性能で美しいデザインの水冷クーラー。価格は約25,000円。

Corsair iCUE H100i Elite Capellix XT

静音性と性能を兼ね備えたモデルで、価格は約20,000円。

空冷 vs 水冷!どちらを選ぶべき?

空冷と水冷のどちらが良いかはケースバイケースです。一般的に冷却性能と静音性は水冷ですが、空冷でも十分なことがありますから。

そこで空冷、水冷それぞれに適している場合をまとめました。

空冷が適している場合

・初めての自作PCを組む初心者。
・予算を抑えたい場合。
・ミドルスペック以下のゲーミングPCを組む場合。

水冷クーリングが適している場合

・高負荷のゲームやストリーミングを行う場合。
・ハイエンドPCやオーバークロックを予定している場合。
・静音性やデザイン性を重視する場合。

空冷と水冷クーリングにはそれぞれメリット・デメリットがあり、用途や予算によって最適な選択肢は異なります。

初めての自作PCには空冷が最適ですが、高性能PCを目指すなら水冷を検討すると良いでしょう。ちなみに私は6~9月だけ簡易水冷を組み込んだりしています。

作業は面倒ですが、ケース内の清掃も兼ねているので苦になりませんし、後負荷状態でも温度が安定しやすいですね。ぜひ参考にしてみてください。

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