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Microsoft Office2019へ乗り換える時の注意点
Microsoft Officeは数年おきに新バージョンをリリースしており、2019年現在の最新版はOffice2019です。前バージョンのOffice2016から機能が加わった他にもインストール要件が大きく変更されており、購入前に用途に合った製品を調べておく必要があります。そこで今回はOffice2019へ乗り換える時の注意点についてご紹介します。
Office2019はWindows10とMacOS専用になった
Windows7や8.1のサポート終了が迫り製品サポートを打ち切るメーカーが出てきた中でついにOfficeもWindows10専用となりました。オフラインではまだまだ現役で動作するパソコンであってもOS次第では最新のOfficeを導入できないため、Officeが必要なら今のうちに旧バージョンのOfficeを購入しておくことをお勧めします。MacOSも3つ前までのバージョンしかサポートされないため、世代が古いMacではインストールを諦めざるを得ないこともあります。
Office2019と他のバージョンのOfficeは共存できない
かつてはファイルの互換性を維持するため一台のパソコンに複数バージョンのOfficeを導入することが行われていましたが、Office2019をインストールすると基本的に他のOffice製品は全てアンインストールされてしまいます。
仮にWord2013とExcel2013がインストール済みでPowerPoint2019をインストールすると、WordとExcelは削除されてPowerPointのみが使えるようになります。インストール方法を変更することで異なるバージョンのOfficeを共存させる方法もありますが条件が厳しくあまり現実的ではありません。
Office2019がインストールできるのは1製品のみ
Office2019を購入する前に確認しなければならないのは、どのソフトウェアを使用する予定があるかということです。OfficeはWordとExcelとOutlookだけのPersonal、PersonalにPowerPointが加わったHome & Business、主要な製品が全て含まれるProfessionalの3パックと各アプリケーションが単体で発売されています。
一度Office2019をインストールしてしまうと他のOffice2019製品を追加することができず、高額なOfficeパックを買い直すことになります。以前はPersonalにPowerPoint単体で追加するということが可能でしたが、現在はHome & BusinessかProfessionalを購入するしかなくOfficeがバンドルされたパソコンを購入する際は要注意です。
Office2019とOffice2016は2025年までサポートされる
発売時期の異なるOffice2019とOffice2016ですが、どちらもMicrosoftのサポートは2025年10月までとなっています。Office製品は約3年ごとにリリースされており2025年頃には2世代以上新しいOfficeが登場していると思われます。
Officeより安価なOSの方が約10年とサポート期間が長く、購入するタイミング次第ではOSよりもOfficeの移行を先に考えなければなりません。
機能は追加されたが2年前のOffice365相当であり最新ではない
リリースされたばかりのOffice2019ですが、追加された機能は全てが最新のものという訳ではありません。Office製品はサブスクリプション方式のOffice365だけが常に最新の機能を使うことが可能で、買い切り型ライセンスのOffice2019では約2年前にOffice365へ実装された機能が追加されたのみです。
MicrosoftはOffice365への完全移行を目指しており、従来の買い切り型ライセンスへ対し価格と機能面で制約を課していると言えます。
まとめ
インストール要件がさらに厳しくなったOffice2019ですが、購入前に必要なOfficeパックを調べれば失敗することはほとんどありません。どのOffice製品を使うことになるか予測が難しい際はProfessionalを購入するか、Office365を短期間使ってみて判断することをおすすめします。