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4年で14万円?高額なWindows10のサポート料金の正体とは
Windows10の最終バージョンである「22H2」のサポート期限が2025年10月14日に迫っています。
2025年10月14日をもって、事実上Windows10はメインストリームから外れるわけです。しかし、Windows10は「最後のナンバリングOS」と言われていただけあり、利用者が多い模様。
UIが大きく変わったWindow11への移行をためらう人が少なくありません。こうした方々に向けて、有償サポートが提供されるようなのですが、問題はその金額。なんと4年で14万円との噂が流れています。
今回は、高額になりそうなWindows10の延長サポート料金について解説します。
4年で14万円!史上類を見ないWindows10の延長サポート
MicroSoft社の公式発表によれば、Windows10の最終バージョン「22H2」の公式サポートは2025年10月14日が最終日。
この記事を執筆しているのは2024年の4月ですから、最長でもあと1年半ほどの時間しかありません。しかし、Windows10は実はよくできたOSで、セキュリティや安定性の面でも成熟しています。
もはや新しいOSはいらない、という層も増えてきて、Windows11への移行を先延ばしにしている方が少なくありません。実は私も1台はWindows10のままです。
こうした風潮を感じ取ってなのか、Microsoft社は「Windows10の延長サポート」の提供を発表。ただし、4年で14万円もの高額なサポート費用が必要とのことです。
具体的には、
- 初年度のサブスクリプション利用料、1台につき61ドル(2024年4月時点で約9255円)
- 2年目以降は、1年ごとに利用料が2倍に増加
- 2年目は122ドル(約18510円)、3年目は244ドル(約37020円)、4年目は488ドル(約74080円)
- 1年目から4年目までフルで利用すると、合計915ドル(約138810円)
という内容になっています。これは、Windows7でも提供されていたESU(拡張セキュリティ更新プログラム)の価格ですが、2025年以降は定期的なセキュリティ更新を受けるためにこれだけの費用が必要になるわけです。
払いたくない!という方は?
仮にこのサブスクリプションを払わずに使おうとすると、当然のことながらセキュリティ更新は受けられません。つまり、大きなセキュリティリスクを抱えながらの使用になるということ。
ただし、ここで注意すべきは、上記の延長サポートは「企業向け」であるこということ。個人向けの延長サポート内容を公開されていません。
企業向けなので高額なのかもしれませんが、個人向けとしても年間数千円~数万円のプログラム利用料は課金されるでしょうね。
また、Windows7のように個人向けESUが提供されない場合でも、企業向けESUを購入して個人のPCに適用することは可能かもしれません。
実際に私の知人に、Windows7の企業向けESU(Windows 7 Extended Security Updates)をネットで購入し、個人用途のWindows7 Proに適用して使い続けた方がいます。
どうやらボリュームライセンス版らしいのですが、1台のみの適用も可能なので、企業向けをそのまま購入したとのこと。Windows10で同じ方法が可能かはわかりませんが、参考までに。
素直にWindows11へ移行が吉
個人的な意見を言えば、Windows10に固執する意味はあまりないですね。無償アップグレードが適用されるうちに、すなおにWindow11へ移行したほうが良いと思います。
1年ごとに2倍になる高額な有償サポートの料金も、見方を変えれば「できるだけ早く移行したほうが得だよ」というメッセージです。
業務用システムやアプリの改修が必要な企業向けとは異なり、個人用途ならば「使い方に慣れるだけ」で良いはず。無理に有償の延長サポートを使わず、できるだけ早めにWindows11への移行を済ませてしまいましょう。