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Windows10にそっくりなLinuxディストリビューション「Windowsfx」

   

Windowsの操作感になれていると他のOSになじめないことがありますが、かつてWindowsの見た目をカスタマイズするソフトウェアが流行したようにLinuxOSでも独自の操作画面を作り上げる文化があります。

その中には他のOSに酷似したインターフェイスを再現したものもあり、そのOSに慣れ親しんだユーザーなら違和感なく使うことが出来るため一定の需要があります。そこで今回はWindows10にそっくりなLinuxディストリビューション「Windowsfx」についてご紹介します。

UbuntuをベースにWindows10の見た目を完全再現

Windowsfxはエクスプローラやコントロールパネル、スタートメニューなどを再現したLinuxOSであり一見しただけではWindows10と見分けが付きません。

これまでWindowsを触ったことがあるユーザーなら設定変更やカスタマイズも難なくできるため新しい操作を覚える必要がありません。

Linuxはディストリビューションごとに外見や操作が大きく違い、設定変更画面も多くのバリエーションが存在するためいきなり使い始めるにはややハードルが高い存在でしたがWindowsfxなら予備知識がなくともLinuxを扱えるというメリットは絶大です。

低スペックなパソコンやRaspberry Piでもインストール可能

Windowsfxは無償公開されており、2コアCPUでメインメモリ2GB以上ならインストール可能です。Microsoftのサポートが切れてネットにつなげなくなったWindows7や8がインストールされていた古いパソコンなどにインストールして活用する際にも便利な存在です。

またRaspberry Piにも対応しており、子供用やリビングでTVに繋ぎブラウジングに使うマシンを低価格で揃えることも可能です。

一通りのソフトウェアがインストール済みですぐに使い始めることが出来る

Windowsfxはあらゆるジャンルのソフトウェアがあらかじめインストールされており、OSのセットアップが済めばすぐに使い始めることが可能です。

動画再生やOfficeファイルの編集に対応したソフトウェアがあり、ブラウザもChromeとFirefoxの両方がインストールされユーザー自身で追加すべきソフトウェアは皆無と言えます。もちろん必要に応じてLinux向けソフトウェアを追加インストールすることも出来ます。

Windows用のソフトウェアもインストール可能だが一部例外あり

Windowsfxに最初からインストールされているソフトウェアの中にはWindowsエミュレーターであるWineも含まれており、Windows向けのインストーラーやソフトウェアが実行可能です。

Adobeなど有名どころのWindowsソフトウェアは対応するものが多く、ゲームなども動作実績がありますが中には起動に失敗するソフトウェアも存在し完全とは言えません。

しかしLinuxをセットアップしていきなりWineでWindows向けソフトウェアをセットアップできるメリットは大きくLinux初心者には嬉しい機能と言えます。

まとめ

昔は導入のハードルが高かったLinuxも現在では操作が簡単になり対応デバイスが増えたことで手を出しやすくなりました。それでもLinux独特の画面や操作性から敬遠されることがあり、その点Windows10そっくりなWindowsfxは貴重な存在と言えます。

初めてLinuxOSにふれるユーザーはもちろん、古いパソコンを活用するために便利なOSを探しているユーザーにとってもWindowsと同じ操作であらゆることが出来るというメリットは大きく、現実的な選択肢のひとつです。

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