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Intelの旧製品ドライバについて
WindowsXPなどMicrosoftのサポートが終了したにも関わらず工場の製造ラインなど特定分野では動き続けており、仮想マシン化できない環境では10年以上前のハードウェアが現役で稼働しています。もちろんマザーボードなどを故障する度に交換をしていけばさらに長く延命できますが、もしドライバが入手出来なくなればOSで認識できず使い物になりません。そこで今回はIntelの旧製品ドライバについてご紹介します。
旧世代のインターフェースで接続をするなら古いパソコンが必要
現行のOSで動作しないソフトウェアなら仮想マシンで解決できますが、パラレルインターフェースなどハードウェアとの接続が必要なケースでは仮想マシン化できません。それは仮想マシン化するには親となる最新OSで扱えるハードウェアである必要があるためです。古い機器と通信する目的でシリアル接続する為のUSB変換ケーブルも市販されていますが、全ての機器が対応している訳ではなく一番確実なのは当時にパソコンを使うことです。
WindowsUpdateが使えない旧世代OSでは手動によるドライバ入手が基本
Windowsは延長サポートが終了すると一部例外はあるものの、最新のドライバに更新されなくなります。基本的にはユーザーが各ベンダーサイトやメーカーサイトからドライバをダウンロードし、インストールすることになります。中にはサイトを閉鎖しているベンダーもあり、ドライバの入手性が良かったIntel製マザーボードは中古市場で人気があります。
すでにIntelの旧製品ドライバは公式サイトから削除済み
Intelは過去数回に渡って旧製品用ドライバの削除をサイトから削除しており、2019年11月にも大量に削除しています。Intelチップセットを採用した他メーカーのマザーボードならマザーボードメーカーサイトからダウンロード可能なものもありますが、Intelグラフィックなど一部の最終バージョンのドライバはIntelのサイトから入手する必要がありました。
有志のミラーサイトやアーカイブサイトから検索可能
Intelの旧製品ドライバはそのほんどが削除されたため、海外の有志がバックアップしたドライバをミラーサイトインターネットアーカイブとして一般公開しています。基本的には英語表記のため検索する際は注意が必要な上、公式サイトではない分、ウイルス感染などのリスクが高い点は注意しなければなりません。
稼働しているOSからドライバを抜き出す方法もある
最新のドライバどころか、古いバージョンのドライバすら入手出来ない場合は、そのデバイスが動いていたパソコンからドライバを抜き出して他のパソコンで使用する方法を試す方法があります。CドライブのWindowsフォルダ内にはドライバを格納してるフォルダがあり、デバイスマネージャーからドライバのファイル名を確認しながらひとつひとつファイルを集めていけば新しいパソコンで使える可能性があります。
まとめ
OSと同じくデバイスドライバもサポート終了後は入手性が悪くなり、中には二度と手に入らないものもあります。ミラーサイトについても半永久的にダウンロードできるとは限らないため必要なドライバ類はユーザー自身で保存しておくことが大切です。